小児咬合育成について
咬合(こうごう)とは上下の歯をかみ合わせた時の位置関係のことを意味します。
CONTENTS |
咬み合せの大切さについて
わずか0.01mm単位の狂いが影響する咬み合せ
咬み合せがわずか0.01mm狂うだけで全身になんらかの影響が出ることがあります。それは歯が骨格に直結しているために起こります。そのため咬み合せが狂うと、倦怠感や不快症状を感じるだけでなく、直結する脊髄にかかわる腰痛・頭痛・首や肩こり・・顎関節の不快な痛み・手足の痺れを起こす場合があります。また耳鳴りやめまいなど、人それぞれの体の特性から症状もさまざま発症する場合があります。しかしこれら症状は身体機能上や臓器的にもなんの異常もないため、病院でも異常を発見することができないことがあります。
骨や歯の成長期が大切
これら咬み合せの狂いが大人になってわかった場合、その治療は物理的調整の治療を長期行うものとなり期間や費用、行程などが多くかかる場合があります。
ですがこれらの狂いが発生する前の乳歯と永久歯が生え変わる成長期の子供の時期に予防できれば、自然な成長で咬み合せを正常に導くことができます。
乳歯時代、乳歯と永久歯が生え変わる時期の咬み合せのを見る
良い咬み合せとは上下の奥歯がしっかり食いしばれているかが大切。奥歯がしっかり食いしばれることで食べ物をしっかり噛むことができ、同時に顎の成長が促されることで永久歯が生える顎の形成に繋がっていきます。そうすることで永久歯が生え大人に成長する時も、しっかりとした咬み合せができるよう顎や歯が形成されていきます。
咬み合せの狂う特徴
もしお子様に下記のような状態が見られた場合、気になるようでしたらご相談いただければと思います。
- 乳歯・生え変わり時期・永久歯に生え変わった後、歯並びが悪い
- ご両親の歯並びが悪く、遺伝により悪くなるのではと思われている
- 下の前歯が上の歯より前に出ている
その他、唾液の量が少ない・口臭が気なるなどの小さなお気づきでもかまいません。
担当医師:懸樋朝子先生
小児・咬合など小児歯科専門医による担当
副院長:懸樋朝子医師
主に小児全般については副院長でもあります懸樋朝子先生が担当医となっております。小児歯科には小児特有のさまざまな症例知識を持つ医師に担当させていただいております。