名古屋でCEセミナーを受講してきました。今回のテーマは外傷歯の治療法についてです。
外傷とは「歯の怪我」のこと。 怪我ですので、いつ起こるかわかりません。もしかしたら明日、ご自身もしくはお子さんやご両親、誰にもありうることです。こればかりは予防することができません。
しかし、万が一、歯の怪我をしてしまってもその処置法を知っているかいないかで、その後の歯の運命、その方の人生は大きく変わってしまうのです。
外傷歯の治療は、乳歯か根の完成していない永久歯か、根の完成した永久歯かでも大きく異なります。さらに怪我の種類によっても異なります。
確実な診断をし、適切な処置をすれば予後が良い場合も少なくありません。
本日で全6回のコースが終了しました。歯周治療法、歯内治療、外傷治療と多方面にわたるように見えますが、その考え方の道筋は1本です。その根拠を間違わなければ、治癒がおこり、予後を予測することができるのです。
6回を通じ痛感したことは、「私達、歯科医師の仕事はそれを邪魔する因子を排除し生体の治癒を引き出すこと。」そして、何よりも「天然歯(ご自身のエナメル質)
に勝るものはない!!」ということです。
私の治療基盤を考えさせられたとても有意義な6日間でした。
そもそもCEセミナーとは、continuing education seminarの略です。
私も考えることを止めない歯科医師になります。
最後に。。
もし明日、歯が欠けたり抜けたりと怪我をされてしまわれたら。
落ち着いて、折れた歯を探し牛乳につけておおくぼ歯科クリニックへ連絡をください。