超高齢社会を支えるのは | 京都市左京区の歯医者 おおくぼ歯科クリニック | 予防歯科・歯周病・小児歯科・矯正・インプラント・審美/ホワイトニング

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みなさんこんにちは。歯科医師の浅井です。今日は先日参加したセミナーの内容を皆さまにお伝えしたいと思います。大分県でご開業されている河原英雄先生による「開業50年を振り返って〜超高齢時代を支える歯科の役割を考える〜」

歯科関係のセミナーはたくさん参加していますが、涙なしには聴けないのが河原先生の講演です。

口腔機能(噛むという動作)は脳への刺激を増やし、さらに脳から運動機能への指令も増え、結果、活動的になれます。講義は動画がほとんどを占め、認知症で反応が薄かったご高齢の方が、日に日にお元気に活発になっていかれる様子が映し出されていました。その鍵は、入れ歯を、嚙める入れ歯へと調整することです。今でさえ8020運動という言葉が浸透してきていますが、実際にはご高齢の方のほとんどが入れ歯をしています。日本の医療技術の発展により、そう簡単には命を落とさなくなってきた現代ですが、入院すると入れ歯は外してしまったりと機能する入れ歯をお持ちでない方が多いのも現実です。入れ歯がない、合わない⇨噛めない⇨食べれない⇨軟食になる⇨噛まない⇨だんだんと動けなくなる。脳への指令または脳からの指令が少なくなっているのですね。嚙める入れ歯へと調整するだけで、このサイクルから抜け出せるのです。こここそ、私たち歯科医師が役割を担うところです。口腔機能の改善と健康長寿をもたらせるかどうかは、私たち歯科医師の頑張りどころなのです。

歯科医師への戒めと私たち若手歯科医師へのメッセージにも聞こえました。とても人間味あふれる河原先生のご講演、とても感動しましたのでお伝えさせてもらいました。