こんにちは
おおくぼ歯科クリニック 歯科衛生士の近藤です。
先週の日、月、火曜日と3日間、山形県にある歯科医院の見学セミナーに参加しました。酒田市にある日吉歯科診療所という所です。
日本海に面している最上川の河口にある街です。雪は降りますが風があるためあまりつもらず、風で吹き飛ばされた雪は蔵王という内陸の土地で「樹氷」になるそうです。
上の写真は酒田市のタクシーの行灯ですが、「獅子○○」とかいう名前だったことしかおぼえてないです。すみません。。。商店街にも人の身長以上はある像がいました。
私たちのおおくぼ歯科クリニックはこの日吉歯科の診療形態と同じです。「虫歯のある所だけを治療、痛い所がなくなればもう行かない」という歯医者が日本では当たり前でしたが、おおくぼ歯科クリニックと日吉歯科は違います。
初めて(久しぶりに)来院したら、
①悪い所がどこにあるかお口の中の全体の検査をする(必要なら応急処置)
②唾液検査(虫歯のリスク検査)によって、自分自身の今のリスクを把握する
③歯石除去や歯ブラシのコツを掴んでもらい、お口の環境を整える
④虫歯治療
⑤メインテナンス(ずっと続きます)
と流れがあります。
②③⑤がポイントです。
②③はなぜするの?と疑問に思う方もいらっしゃると思いますが、よく考えてみましょう。虫歯になったのは何か原因があったからですね。その原因を解消しないとまた新たな虫歯や歯周病が引き起こされてしまいます。なので『原因除去』をしています。
⑤は名前の通りメインテナンスですが、毎日の歯磨きと定期的な歯医者でのクリーニングを継続していけば歯周病も虫歯も防げる病気なんです!
こういった診療の流れは日本ではまだまだ少なく、北欧やアメリカに比べると遅れています。
ちょっと話がそれましたが、今回、日吉歯科の診療様子を見学させていただいたことで、おおくぼ歯科でもっとよくしていかなければいけない点や工夫していける点がみえてきました。
おおくぼ歯科クリニックに来院される患者様のお口をもっと健康に維持できるように、スタッフ同士で検討したり工夫を重ねていきたいと思います。
余談ですが、セミナーの休憩にいただいた酒田市のお菓子がおいしかったです。