Oral Physicianドイツ研修 | 京都市左京区の歯医者 おおくぼ歯科クリニック | 予防歯科・歯周病・小児歯科・矯正・インプラント・審美/ホワイトニング

スタッフブログ

こんにちは
おおくぼ歯科クリニック 歯科衛生士の近藤です。

6月初めの1週間、
「クリニックの診療室がいつもより静かだなー」と感じた患者様、いらっしゃいますか?

実はその1週間、衛生士の寺本さんと私2人は有給をいただき、研修のためドイツに行ってきました!


予防歯科に力を入れている山形県の日吉歯科さんが主催している海外研修です。

なので「歯科疾患を予防するためにはメンテナンスが欠かせない」という考えを持った歯科医師•歯科衛生士の方々が参加する研修だったので、先生方とお話をしているうちに私は同感し、とても刺激を受けることができた研修でした。

また海外(ドイツ)に実際に行って、身体で感じることができ、貴重な体験でした。

今回はドイツの南側、ハイデルベルク大学での講義•病院内見学、ドイツシロナ本社での症例発表があり、ドイツの歯科医療の現状や予防最先端医療の話がきけてとても参考になりました。

また研修だけでなく、ハイデルベルク城とホーランツォレルン城の観光、買い物もできてドイツを満喫できた6日間でした。

寺本っちゃんとハイデルベルク城ではいチーズ!!

先ほども言ったように予防歯科に力をおいている海外研修に参加してきました。

予防歯科というのは本当に地道なものだと私は思います。

虫歯も歯周病もないお口のトラブルが起きないように、起きる前に定期的に検査したりクリーニングをしたり、
今の状態を

『維持』することなんです。

お庭の草むしりをして伸びた木の枝をきって荒れ地にならないようにする

ペットを年1回のワクチン接種、検診に連れて行き病気にならないようにする
これも『維持』です。
この例え、おかしいですかね?笑

いい状態がキープされているとトラブルは起きにくいです。

これから何十年、いや一生お口のトラブルはなにもない、変わりはないっていうのはどんだけ幸せなことでしょうか。
何かのトラブルで歯を抜かざるおえなくなったとき、きっと後悔するはずです。
天然の歯が一番おいしく食べられますから。

歯を維持するためには定期的な検診がかかせません。それも生きてる限り一生です。
世界の先進国(特にスウェーデン)と比較しても日本ではまだまだメンテナンスをうけるという意識が遅れています。「痛みが出てから歯医者に行く」という考えはもう古いのです。

今日からでも家でブラッシングををきちんとしてみたり、ちょこちょこする間食を減らしてみたり、歯医者で定期検診を始めてみても遅くありません。

予防歯科は地道なものと私はいいました。
なぜならすぐに結果は出ないからです。
同窓会に行ったら同級生が入れ歯でお肉料理に苦戦していた、や、
赤ちゃんの頃から定期的にメンテナンスで通院し小学生の頃は歯ブラシ練習を何回もさせられたけど、20歳になっても虫歯になったことがない、など

地道に頑張ってきたからこそ実感します。

みなさまが一生自分の歯で食事が出来るように
私は歯科衛生士という立場からお口のメンテナンス(検査、クリーニング)をしてサポートさせていただきたいと思います。

ひとりでブログでメンテナンスについてヒートアップしてしまいました。。。。。共感していただけたら幸いです。

ともかく、
まさか自分が歯科衛生士という仕事をしていて海外研修に行くことなんて思ってもいなかったので、
このような機会を与えてもらった院長に感謝です。