ウイルス感染予防に口腔ケアは大切です
こんにちは。新型コロナウィルスへの感染が心配される毎日ですが、口腔ケアがウイルス感染予防に非常に重要であることはご存知でしょうか。
日本歯科医学会連合から発表されている記事をご覧ください。
ステイホームならではの心配事
ご家庭でも十分な口腔ケアを心がけ、免疫力の向上ににつなげてもらいたいものです。セルフケアの大切さを認識してもらいたい、そう願っています。
先日の診療の中で、口腔内をのぞくとうっすら歯がピンク色の小学生の患者さん。「今日は来る前に時間があったから染めてみたの!」「時間ができたから歯磨きする時間が増えたよ!」と嬉しい言葉を耳にすることがありました。
反面、心配していることがあります。おうちにいると、だらだら食べていませんか?最近こどもが太った!というお話をよく聞きます。太るのは目に見えるのでわかりやすいのですが、もしかしたらその影でむし歯も増えているかもしれません!!これは緊急事態です!
どうしてむし歯になってしまうのか
歯に関する要因、細菌に関する要因、食物、特に砂糖の摂取に関する3つが関わり合っています。そしてその3つがどのくらいの時間接触しているか、この4つによって「むし歯」が成り立っています。
お口の中に存在するむし歯菌(むし歯は細菌の病気です)と糖が出会うと酸が作り出されます。実はお食事のたびに歯の表面は溶けているのです。時間が経つと唾液のおかげで歯の周りは中性に戻され、歯は再石灰化されます。
飲食の回数が多くなると歯が脱灰(だっかい)される時間が長くなるだけでなく、再石灰化の時間が極端に短くなります。そしてついに歯に大きな穴があいてしまう、それがむし歯です。就寝の前に砂糖をとることも非常に危険です!
学校や幼稚園や保育園がお休みだと、ついつい間食増えていませんか?それは歯が溶ける環境を作っていることになるのです。規則正しい食生活を送ることは歯を守るためにも大切です。
おうち時間がある今こそ
こどもたちの歯を守る取り組みを見直していただきたいと思います。
おおくぼ歯科クリニックでは感染対策をさらに強化していきます
歯科は唾液や血液などを伴った環境での治療が前提となっていますので、新型コロナウィルスの流行とは関係なく感染対策をしっかり行っております。
当院では今回の新型コロナ対策上、感染対策を見直し、通常より強化し安心して通院していただける環境を整えながら診療を行っておりますので、特に治療中でご心配な患者さんは中断を自己判断でせず、わたしたちにご相談ください。
おおくぼ歯科クリニック 副院長 懸樋朝子