皆さんこんにちは。歯科医師の増井です。まだまだ暑い日が続きますが、体調など崩されていないでしょうか。頑張って残暑を乗り越えましょうね!
さてさて、皆さんは「フレイル」についてご存知でしょうか。
フレイルとは、わかりやすく言えば「加齢により心身が老い衰えた状態」のことです。厚生労働省研究班の報告書では「加齢とともに心身の活力(運動機能や認知機能等)が低下し、複数の慢性疾患の併存などの影響もあり、生活機能が障害され、心身の脆弱性が出現した状態であるが、一方で適切な介入・支援により、生活機能の維持向上が可能な状態像」
とされており、健康な状態と日常生活でサポートが必要な介護状態の中間を意味します。多くの方は、フレイルを経て要介護状態へ進むと考えられていますが、高齢者においては特にフレイルが発症しやすいことがわかっています。さらにフレイルはオーラルフレイル 口腔の衰えが先行するそうです。お口の健康は全身の健康の上流部分に位置しているともいえます。
「オーラルフレイル」の始まりは、滑舌低下、食べこぼし、わずかなむせ、かめない食品が増える、口の乾燥等ほんの些細な症状であり、見逃しやすく、気が付きにくい特徴があるため注意が必要です。
当院では、このオーラルフレイルにも着目しながら、皆さんの全身と心の健康、そして皆さん自身で歯を守り続ける一助になれるようにと日々邁進しております!
かく言う私も最近運動不足で筋力の衰えを痛感しているところです(-.-;)y-~~~
皆さまも気になる事がございましたらお気軽にご相談下さい^_^