こんにちは。歯科医師のかけひです。
夏休みを迎えた子どもたちが午前中に来院してくれるのでクリニックは朝からにぎやかな毎日です。
今日は私の大好きな絵本作家さんのお話を。
からすのパンやさん だるまちゃんとてんぐちゃん などの作品で知られるかこさとしさんが92歳で今年の5月にお亡くなりになられました。
私がかこさとしさんの魅力にはまったのは息子の絵本を買うようになってから。内容は幅広く赤ちゃん向けのことばの本から、幅広い年代に読まれる物語、お兄ちゃんお姉ちゃん向けの科学の本まで。
本棚を眺めたとき、あら!この本も あの本もかこさとしさん!と気付いたときはすごい作家さんだなぁという第一印象でした。驚くべきは出身が東大の工学部!絵本作家になられた背景を知りますます好きになりました。
どの本もこどもを思う気持ちが優しく、そして子どもに対して敬意を持っていらっしゃるのが伝わってきます。
先日NHKのプロフェッショナルという番組でかこさとしさんを取り上げられており、それは亡くなられる直前の三月の取材ということでした。身体が思うように動かず、ペンも持てなくなった状況でも次回作の案を熱く検討されている姿に涙してしまいました。
歯について書かれた本もたくさんあります。歯を大切にしてほしい。自分を大切にしてほしい。そんな作者の思いが溢れています。
夏休み、ぜひたくさんのこどもさんに読んでもらいたいなぁと思います。