こんにちは。歯科医師の福原です。
先週末、SAFE というスタディグループの学会に参加してきました。SAFEとは、Sharing All Failed Experienceの略で、インプラントのトラブル症例をもとに、そのトラブルの原因と対処法について討論し、安全で安心できるインプラント治療について考える会です。
私は会員ではないのですが、今回は衛生士セッションでインプラントのアシスタントワークや術後の管理について発表されるというので、明日からの参考に一つでも吸収できれば、と新品のノートを片手に心新たに参加させて頂きました。
一つのインプラント手術の成功には、「術者・第一アシスト・第二アシスト・術後管理を担う衛生士」そして何より、「術後の日常的なケアを担う患者さま」のチームワークが必要不可欠です。
その中でも、手術時のアシスタントの役割は「術者と患者さまに快適で安全な環境を作ること」。
ただ器具を用意し補助をするのではなく、手術の進行を把握し、術者の行動を詳細に理解し先読みしなければ息の合った行動はできません。
日々の自らのアシスタントワークを思い起こし、改善点が多々見つかりました。
手術が終われば、次に重要なのは何と言っても術後のお口の管理です。
特に術後は通常よりも感染しやすくなっており、術後の清掃は必須です。
「手術したところはいつから触っていいのか、腫れるのか、歯ブラシはどんなものを使用したらいいのか・・・」受診の際、疑問があればなんでもお教えください。患者さまの状態に合ったケア方法を提案し、サポートさせて頂きます。
「お口の健康を守る」というマラソンコースを走っている主役は、患者さまご自身です。
そして時に白バイ隊として先導したり、サポーターとなるのが歯科医師・衛生士・スタッフです。まさにチームプレイです。
同じ目標を持って前に進むことの大切さを、改めて学んだ二日間でした。