こんにちは
おおくぼ歯科クリニック 衛生士の近藤です。
今年も年が明けました。よろしくお願いします。
新年早々に予防歯科で有名な山形県日吉歯科にてマルメ大学歯科衛生士によるベーシック歯周治療セミナーに医療法人すみれの歯科衛生士5人で参加してきました。
歯科先進国スウェーデン・マルメ大学の歯科衛生士のピア先生からの講義と実習が本研修最大の魅力です。
歯をなくす原因は大きく3つありますが、
歯周病5割、
虫歯4割、
外傷(転んで歯を打った等)1割と言われています。
そうなんです、歯周病は歯をなくす一番の原因になっているんです!
一人前の歯科衛生士になるためには歯周病治療を極めなければなりません!
今回は歯周病治療の臨床に特化した全3日間の研修です。
歯周病についての診査.病因論、歯周治療の科学的な研究結果について、歯周治療実習と歯周病治療に関係することを全て網羅した内容をめいっぱい吸収してきました。
今までやってきた自分の経験も踏まえ基礎固めとして。
歯周治療の科学的な研究結果も手技もとっっっても勉強になったのですが、スェーデンの歯科衛生士さん(『さん』というより何十年臨床に携わってこられ、大学にて歯科衛生士教育をされていて、大学で臨床研究にも携わっている人ですので『先生』の方がふさわしいです)から言われて心に響いた言葉があります。
「歯周病は細菌による感染症。
体の皮膚は剥がれを繰り返して細菌がつかないように防御機能が働いてるけど
歯面は剥がれないし細菌が積もり積もっていくのでそういうわけにはいかない。だから患者さんに歯磨きフロスなどの楽しさを教えてあげたり、歯面を綺麗にする技術をもつ歯科衛生士が必要だ」
この言葉が私の中の歯科衛生士としての使命感をまた更新しました。
今やっていることが将来をつくっていく
お口のメンテナンスを続けることが将来の歯の健康を支えることになる
いろんな方に伝えてあげたいです。