免疫力アップ5つの習慣①
生活習慣を見直し、自分の力で危機を乗り越えるために
世界中で新型コロナウイルスの感染症が爆発的に増えている今、私たちにできることとして、コロナウイルスに負けない、慌てない心と強い体をつくるための準備が大切です。新型コロナとの闘いは長期戦に及ぶ可能性があります。そして、それはストレスとの闘いでもあります。情報に振り回されず、「自分には食事や健康管理の正しい知識と、免疫力が備わっているから慌てる必要はない」と思える心身であることが、感染症を遠ざける第一歩なのです。これを機に生活習慣を見直し、自分の力で危機を乗り越えるための”セルフメディケーション”意識を高めることが求められています。
1・食事〜免疫細胞が活性化する「フィトケミカル」
「フィトケミカル」とは、野菜、果物、豆類、いも類、海藻などの植物に含まれる化学成分のことで、具体的には、植物が紫外線や有害物質、害虫などの害から身を守るために作り出した色素や香り、アク、辛味などの成分です。数千種類以上あるフィトケミカルには抗酸化作用を持つものが多いことから、抗酸化作用による老化予防が期待できるほか、代謝の促進、免疫力向上、脳機能の強化などその種類によってさまざまな働きがあると言われています。ポリフェノール、カロテノイド、フラボノイド、セサミン、カプサイシンなどがフィトケミカルの一種です。野菜や果物には、たんぱく質の代謝を助けるビタミン、ミネラルの他、酵素や食物繊維が豊富です。また、食物には免役細胞の働きを助ける有効成分「フィトケミカル」が含まれます。フィトケミカルを多く含む食材を中心にバランスよく摂取することで、体の免役システムが最大限に機能します。
免疫力を高める食事
- スムージー 野菜と果物をミキサーにかけたジュースのことで、野菜の成分を体に取り込み免疫力を高める手軽な方法です。果物をジューサーにかけて果汁だけを飲む人もいますが、これは食物繊維という大事な部分を丸ごと捨てる事になリますので避けましょう。
- ベジブロス フィトケミカルが多く含まれているものの、普段なら捨ててします野菜の皮やヘタ、茎などの部分や切れ端を煮出すスープです。使う野菜は何でも良く、ニンジンや玉ねぎの皮、ブロッコリーの茎などをたっぷりの水と一緒に鍋に入れて沸騰させ20分ほどぐつぐつ煮る。ざるで漉したら出来上がりです。スープはそのまま飲むのはもちろん、味噌汁やカレーのベースになる万能だしとして使えます。また、ヨーグルトや、豆乳に加えることで、栄養素の詰まったヘルシードリンクとして手軽に楽しむこともできます。
*免疫力は何かを食べればたちどころに養われるというものではありません、体は食べたものでできていますから、インスタント食品やファストフードで済ませるなど普段の食生活が乱れているのに、これらの食事に納豆だけプラスしても焼き石に水です。今から正しい食習慣を身につけて免疫力を高めていくことが大切です!!。
president 2020 5,15 発売より。