叢生(そうせい)とは、歯の生えるあごのスペースより歯が大きくて並ばなくてバランスが崩れた状態をいいます。歯の大きさが大きかったり、歯が生えるあごが小さかったりすること原因です。
原因1、歯の大きさとあごの大きさのバランスが悪い
あごの骨が小さくて、かつ永久歯が大きい場合は、叢生になることが多いです。あごの骨が小さいことで、永久歯が並ぶスペースが足りない時に、本来永久歯が生える位置と違った場所に歯が生えてしまうことがあります。
また、顎の大きさに対して、永久歯のサイズが通常よりも大きい場合も、永久歯がきちんと生えるスペースが無いために、まっすぐに生えず、ズレて生えてしまうことになります。
原因2、乳歯が適正に抜ける時期より、早く抜けてしまうとき
乳歯が通常よりも早く抜けてしまうと、その空いた隙間に奥の歯が手前に倒れながら移動してきて、本来生えるべき永久歯の生えるスペースを奪ってきちんと生えることが出来なくなってしまうことがあります。結果、正しい位置に永久歯が生えることが出来ず、デコボコの叢生と呼ばれる状態になってしまいます。
叢生をほっといた場合の将来的なデメリットは?
1)虫歯になりやすい
歯並びがでこぼこしていると、歯と歯の間に、どうしても歯みがきの際に磨き残しが発生し、プラークがつきます。そのプラークが付き続け、虫歯菌が増えて、虫歯になっていってしまいます。
2)歯周病になりやすい
歯並びがデコボコしていると、しっかりと口の中の清掃が出来ないことから汚れが溜まりやすく、プラークが付着し、歯周病になりやすい状態になってしまいます。
歯並びが悪いデコボコした人では、歯周病になり易い人は、10代で50%にも上がってしまい、歯周病がじわじわと進行して、骨を溶かして、将来、歯が抜けてしまう原因にもなってしまいます。
3)口臭の原因になり易い
口臭の原因は、口の中が原因である場合と内臓から来る場合があります。
口の中である場合は、歯周病が原因であることが多く、デコボコしていると更に、口臭の原因になりやすくなります。
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