先週末、福岡にて第13回WDC総会が開催されました。
WDCとは、ウィメンズデンティストクラブ、女性歯科医師の会です。2009年に発足され院長はじめとするドクターチームが所属し日々研鑽を積んでいます。
1日目は、6人の会員による発表。当クリニックからもかけひ、増井の二人が発表しました。女性のみで作られるこの会の発表は、技術はもちろんですが、正確な資料の規格生およびプレゼンの中に女性ならではの視点が盛り込まれており大変充実した内容です。
二日目は黒岩恭子先生による特別講演。『食べられる口作りを可能にする口腔ケア&口腔リハビリの重要性について』
自身の足で医療機関に出向くことができないが口腔ケアを必要とする方へ、歯科従事者が出向いていきます。
黒岩先生のケア&リハビリは、ただのクリーニングではありません。ベッド上のほぼ寝たきりの方がみるみるうちに表情豊かに、食べられるようになっていくのです。自分で食べれることにより、運動能力が上がり歩けるようになったり脳が活性化されたり、、黒岩先生は個人の時間を惜しんで、駆け回っておられます。
目をうるまさずにはいられない、涙を拭いながら聞く講演でした。
自分や家族の終末期を考えながら、改めて歯科に携われる仕事、歯科医師、歯科衛生士、アシスタントの仕事は素敵な職業だと誇りに思いました。
来年は私たち関西支部が主催の総会、そして再来年はWDC10周年です。ますます頑張っていきたいと思います。