京都市左京区おおくぼ歯科クリニック院長の大久保恵子です
今週末は大阪で補綴のセミナーに参加してきました
補綴(ほてつ)って聞いた事無い響きだと思いますが、歯を被せたり、失った歯にブリッジや義歯を入れたりすることで、歯科の治療分野の一つです。
今回私は、全6回の補綴セミナーを通し、補綴治療の基礎を学び直すと同時に、
歯周補綴といって、歯周病治療の最終段階には欠かせない、少し特別な補綴治療を学んでいます。
歯周病にかかってしまった方にとって、それを治し、最終的に咬めるようにするには、ぐらぐらになってしまった歯のコントロールや、長期的な治療予後を見据えた治療計画が重要となります。
何より、非常に精密な適合性と噛み合わせの治療が必要です。
そしてそれには、治療の一つ一つのステップを確実に丁寧に、しつこいくらいに確認しながら勧める事が大切なのです。時間と手間がとーってもかかります。
でも、だからこそ長持ちするのですね。
今回は6回コースの4回目。
一つ一つは歯科医にとって当たり前の治療なのですが、だからこそ確実な治療をするかどうかは10年後、20年後に差が出ます。
ものすごく地味ですが、地味だからこそ積み重ねる事の大切さを教えられています。